D51 545 砲金製区名札
九州の蒸気機関車は、いつもきれいでした。鉄の地肌が見えるくらいに、磨き抜かれた黒い巨体が今でも思い出されます。 そんな真っ黒な巨体の中で、小粋なアクセントになっていたのが、ナンバープレートと同じ材質である砲金で出来た区名札。この砲金製区名札は九州の蒸 気機関車でも、南九州地区の特定機にしか付いていませんでした。この砲金製区名札を採用していたのは、吉松、宮崎、出水、志布志、南延岡、鹿児島、都城(支区)そしてコレクションの人吉の各機関区でした。この砲金製区名札を付けた蒸気機関車は、ファンに誇らしげに、存在感をアピールした
ものです。砲金の区名札は、新製配置された機関車に昭和30年代初頭に装着されました。D51
545は竣工後、「人吉機関区」に配属。幸運にも、この砲金製の 区名札が装着されました。しかし、同機が直方に配転される際に取り外され、縁あって当館に保管されました。

