オホーツク海沿岸の開発を目的として敷設された湧網線は、サロマ湖や能取湖、オホーツク海が沿線に並び、車窓から
様々な風景を楽しむ事ができました。また、国鉄分割・民営化の1987年までミキスト(混合列車)が走る路線として、人気が
ありました。
現役蒸気時代は1日1往復の貨物しか“撮るもの”が無いという、効率の悪さ。
しかし、北海道らしい雄大な風景の中を行く老雄9600の姿は、他のどんな路線よりも印象に残ったのです。
同線は第2次特定地方交通線に指定され、残念ながら、1987年に廃止されました。
現在、廃線跡はサイクリングロードとして生まれ変わり、多くの旅行者に今だ愛されていると聞きます――。