小海線は,、我が国随一の高原鉄道とも呼ばれています。同線のハイライトは、清里〜野辺山間に掛かる境川橋梁。
遠くに赤岳や横岳を望み、それらの山々をバックに走る“高原のポニーC56”が引く客車や貨車は、多くのファンのフィ
ルムに記録されている路線のひとつと思います。
国鉄最高地点の標高1,375メートルに向けて力行、煙を吐くC56はポニーと言うより、力強い“驢馬(ロバ)”と言った
方が似合っていました。
小海線は首都圏からも程近く、鉄道ファンに熱狂的に愛されました。蒸気が消えてからかなりの年月が経ってから
同線を車で周りましたが、昔日の面影はほとんど無くなっていて、復活蒸気による小海線の活性化は難しいでしょう。