日豊本線の支線の一つだった細島線は、日向市と細島間、3.5`を結んでいた臨港線で大正10年10月11日に開業。
開業当時、日向市は富高という駅名でした。
同線黎明期の頃は、蒸気動車の「キハ6410形」や「キハニ6450形」が旅客運用に就いていたといいます。昭和14年の
最盛期には、一日12往復ものダイヤを設定、所要時間8分間で運転されていました。しかし、時代は流れ、昭和47年に
は旅客営業が廃止となり、貨物運用のみとなってしまいました。
国鉄の民営化後は、JR貨物に移管されたものの、平成元年には休止扱いとなり、平成5年12月限りで、廃止となってし
まいました。
旅客営業時代に立ち寄った時、旅客はDC化されており、生憎、夏季だったため、蒸気による貨物運用は“ウヤ”。
“乗り潰し”だけでこの時は、終わってしまいました。
再訪した時には旅客扱いは廃止されており、貨物は一日一往復のスジが残されていただけでした。
細島駅入場券