「ゆうなぎ」は東京―宇野間を結んでいた、151系「富士」が前身です。昭和39(1961)年10月1日、東海道新幹線の開業と同じ日に新大阪―宇野間の特急として生まれました。新幹線と四国連絡を取り持つこの連絡特急は、クロ151(パー ラーカー)を連結するなど、往時の「富士」を偲ぶような豪華編成でしたが、ヨン・サン・トウの白紙ダイヤ改正で「うずしお」に統合され、その輝かしい4年間の歴史に幕を閉じました。「ゆうなぎ」のヘッドサインを始め、差込式サボや愛称 板などのコレクションを眺めていると、両親の実家がある高松に行くため、子供の頃に幾度となくこの特急に乗車した時の記憶が、よみがえります。

 クロ151を先頭に一路、宇野駅を目指す特急「ゆうなぎ」 ▼写真提供:フジシローの鉄道写真館